南紀医療福祉センターは、児童福祉法上の施設であると同時に医療法で規定される病院でもあります。平成24年からは、障害者総合支援法に基づく医療介護事業や発達障害事業等にも取り組んでおり「医療・看護・療育・介護・学校教育・リハビリテーション」が協働することで、重い障害を持つ方々の生活を支えることを目的としています。
　当センターは、西牟婁郡上富田町の所在する児童施設であり、和歌山県の田辺・西牟婁圏域や日高圏域および新宮・東牟婁圏域に於ける重傷心身障害児を対象とした唯一の医療機関であり、その責務を担っています。
　病院外においても、当院の医療スタッフが、周辺市町（みなべ町〜新宮市）の保健センター・保育施設・教育機関等へ赴き、個別相談や発達支援を行っています。障害福祉サービスにおける多機能型事業所および児童発達支援センター・訪問看護ステーションも併設し、障害児（者）の福祉・医療活動の拠点施設としての役割を果たしております。