理学療法では主に、身体に、障害を持つ方々に対し、寝返り、座る、四つ這い、立つ、歩くなどの基本的運動能力の促進、獲得、改善、維持、障害の進行予防に向け、個々の発達や障害にあわせて、運動療法や日常生活動作練習を行います。また、補装具の相談・製作・調整・修理なども行っています。
■運動発達の評価
■運動療法（関節可動域練習、ストレッチ、マッサージ、姿勢保持練習、呼吸介助、歩行練習、筋力トレーニングなど）
■日常生活動作練習（移動・更衣・整容など）
■物理療法（温熱や牽引など）
作業療法は、発達時期に病気やけが、障害を受けた子どもたちに対して、遊びを中心としたいろいろな活動を利用して、現在から将来にわたる生活を考慮した治療を行います。また、家庭や園、学校、社会で活き活きと生活出来るようにアドバイスや援助を行います。
■遊びの援助
運動、遊具の操作、コミュニケーション、集団での活動に必要な力を育みます。
■身辺処理技能の援助
スプーンや箸の操作、着替えなどに必要な体の使い方、環境設定、手先の操作などの力を育みます。それに必要な介助方法のアドバイスや、自助具（身辺処理を行うことにより容易に出来るように工夫した道具のこと）の提供を行います。
■学習の基礎技能の援助
縄跳び、はさみ、書字、笛、定規など本人に合った使い方の指導や介助方法、用具の工夫などを行います。
コミュニケーションや食べることについて検査や評価を行い、それぞれの方がもつ問題にあわせアプローチし発達を促します。そして関連職と連携をとり豊かな生活が送れるよう家族の方をサポートし支援します。
■コミュニケーション
主に言葉の遅れを主訴に来院される児に対して評価を行い、発達段階に応じた働きかけを行います。基本は個室にて一対一の言語療法ですが、対象者に応じてグループ訓練も行っています。
■摂食嚥下
摂食嚥下評価を行い、その発達段階に応じた食事形態や介助方法などを検討し発達を促します。
※当院では、精神科や小児科の医師の指示のもと、心理検査等を実施しております。
ご希望の方はまず受診いただき、担当医師にご相談ください。
「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間のこころの問題にアプローチする”こころの専門家”です。一人ひとりで異なる個別の価値観を尊重し、その人らしい人生を歩めるよう、対話や遊びなどを通して一緒に考えていきます。当院では、主にお子さんへの心理的・発達的な支援や、保護者の方への支援を目的として、施設の内外で活動しております。
■心理検査
標準化された心理検査を用いて、お子さんの発達や特性について評価を行います。また保護者や支援者の方と一緒に、今後の対応や支援の方向性を検討します。
■心理面接・カウンセリング・プレイセラピー
継続的な対話や遊びを通じた関係の中で、ご自身の困っている状況を整理し、考え方やイメージの幅を広げ、気持ちの安定を保てるようお手伝いします。
■発達相談
日々の子育ての困りごとについて、相談をお受けします。お子さんの発達や個性をふまえた上で、それらの理解の仕方や、支援や対応などについて一緒に考えます。
■その他
保護者に向けたペアレンティンググループや、地域の保健福祉機関と連携した発達相談、訪問支援、コンサルテーション等も行っています。
